Linuxサーバを作ろう
このホームページをどうやって作ったかのHow Toです。サーバを組み立てたい方、是非ご参考ください。
尚、研究所のサーバOSは「centos7」ですので、そこらへんはご了承ください。
-その1- LinuxOSをインストールしよう。
ここではcentosのインストール方法ついて説明いたします。
ところで今回はOSのインストールなので、キャプチャーが取れません。いや、とれたとしても研究所にサーバは一つしかないのでつぶすわけにもいきません。
バックアップとリストアすれば?まだ習ってません。(誰からや?)
そこで、PCにVMWareをインストールして、キャプチャーのためだけに仮想環境へcentosをインストールすることにしました。
実際はPCサーバにDVDを入れて、インストールをしています。インストール自体はPCサーバだろうと仮想サーバだろうと方法はは変わらないので、どうかご容赦ください。
インストールをしよう
- PCサーバの電源を入れて、すばやくDVDをセットします。
- 「Install CentOS 7」を選択し、[Enter]キーを押します。
- 左のリストから「日本語 Japanese」を選択し、「続行」ボタンをクリックします。
- 「システム」の「インストール先」をクリックします。
- インストールするディスクを確認し、「完了」ボタンをクリックします。
PCサーバの場合は実際にディスク情報が表示されるので、選択してから「完了」ボタンをクリックします。
- 「インストールの開始」ボタンをクリックします。
- 「Root パスワード」をクリックします。
- rootのパスワードを入力し、「完了」ボタンをクリックします。
パスワードは「強力」になるように入力するとセキュリティ的に安全です。
- 「ユーザーの作成」をクリックします。
- ユーザ名とパスワードを入力して、「完了」ボタンをクリックします。
パスワードは「強力」になるように入力するとセキュリティ的に安全です。
- 「再起動」ボタンをクリックします。
- 上の「CentOS Linux ・・・」を選択し、[Enter]キーを押します。
- 作成したユーザを入力して、[Enter]キーを押します。
- パスワードを入力して、[Enter]キーを押します。
- 「su -」と入力して、[Enter]キーを押します。
- rootのパスワードを入力して、[Enter]キーを押します。
- これで、rootユーザの接続も確認できました。
インストールは終了です。
OSの起動と終了、そして再起動
パソコンを起動するときにスイッチを押せば、WindowsやMacが起動するようにLinuxサーバもスイッチで起動します。
但しLinux(CentOS)の場合、OSのバージョンが上がってくると最初の画面で、どのバージョンで起動するかをリストで表示し、それを選択するようになってます。
まぁ、時間がたてばデフォルトとして最新バージョンで起動するようになっているんですが。私のように気が短い人は選択して起動する方法で最新バージョンを起動したくなります。
で、OSの調子が悪くてどうしてもOSを終了させたい、または再起動させたい場合も出てきます。
そこで、ここでは、他の操作に先んじて、OSの起動、終了、再起動の方法を説明します。
OSの起動
- PCサーバに電源を入れると、下のような画面が出てくるので、起動したいOSのバージョンを選択し、[Enter]キーを押します。
画面のリストは上から新しいバージョンになっています。
- ユーザを入力して、[Enter]キーを押します。
- パスワードを入力して、[Enter]キーを押します。
- 下のような画面が出れば、OSが起動し、色々な操作が行えるようになります。
OSの再起動
- 「su -」と入力して、次にrootパスワードを入力し、[Enter]キーを押します。
- 「systemctl reboot」と入力し、[Enter]キーを押します。
これで、しばらくすると上の「OSの起動」に出てきたリスト画面が出てくるので、そちらを参考にOSを起動してください。
OSの終了
- 「su -」と入力して、次にrootパスワードを入力し、[Enter]キーを押します。
- 「systemctl poweroff」と入力し、[Enter]キーを押します。
これで、しばらくするとPCサーバの電源が切れます。起動する場合は「OSの起動」を参考にしてください。
rootって何?
パソコンで、普通にユーザでログインしてそのままアプリをインストールしたり設定を変えたりできると思います。Linuxでも普通のユーザである程度のことはできますが、 LinuxOS全体の設定を変えたり、インストールすることは、普通のユーザではできません。そのために存在するのがrootユーザです。 今回も詳しいことはググってもらうことにして、簡単に説明します。
rootとは
例えば、ユーザパスワードを忘れたとか、アプリケーションをインストールしたいとか、ネットワークにつなげるようにするとか、はたまた、OSの起動、再起動、終了など、
OS全体に関わる操作を実行できるユーザはOSの管理者でないとできません。その管理者ユーザをroot(ルート)ユーザといいます。
このユーザがかなりの曲者で、OSの管理ばかりでなく、大抵のことなら何でもできてしまうのです。
例えば、ある普通のユーザで作ったアプリケーションのソースとかを勝手に変えちゃうことも出来ます。もうやりたい放題です。
ですから、今回のようにLinuxサーバを構築するためにはしょうがないとしても、やたら滅多にrootユーザを利用することはお勧めしません。
企業のシステムなんかではrootのパスワードは超機密情報です。
PCサーバは設定してしまえば普通のユーザで個人のホームページを作ることだって、メールをやり取りすることだって、サーバからデータやファイルをパソコンにダウンロードすることだってできますから、
rootでしかできない事だけを行うときにのみ利用するようにしましょう。